『カラスのパンやさん』 100年後の親御さんに薦める児童文学や絵本 No.005

100年後の親御さんに児童文学や絵本を紹介致します、という設定のブログ

No.005『カラスのパンやさん

1973 日本

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

[FOR A.D.2112 未来の親御さんに向けたレビュー]

親子のコミュニケーションにぴったりの絵本。売れないパン屋のカラス一家のお話。売れ残りのパンを子供達が学校へ持って行くと、そのパンが評判に。その後、家族で頭を捻り、沢山の種類のパンを作る。その評判が、いつの間にやら大きな騒ぎになって…という物語。
子供の心の成長云々は置いておいて、純粋に子供に絵本の楽しさを感じてもらえば良いと思う。
 
特筆すべきは、細かさ。
特に、膨大に登場するパンに、時間をかけて夢中になる子供は多いはず。
「自分はこんなパンを考える!」なんて思ってくれたら、さらに最高ですね。
 
作者はかこさとしさん。
この他に、『だるまちゃんとてんぐちゃん』『どろぼうがっこう』という良作もある。

だるまちゃんとてんぐちゃん(こどものとも絵本) 

どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4)) 

100年後の親御さんも、気に入ったら、お子さんに与えたし。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

対象年齢は、幼稚園生くらいかなあ。

 

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7))

 

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written by kiyasu   2015/2/10 第一稿
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