『チョコレート工場の秘密』 100年後の親御さんに薦める児童文学や絵本 No.012

100年後の親御さんに児童文学や絵本を紹介致します、という設定のブログ

No.012『チョコレート工場の秘密

1964 イギリス

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

[FOR A.D.2112 未来の親御さんに向けたレビュー]

筆者が夢中になった作品の常連、ロアルド・ダールさんの作品。氏の子供の為に作られた作品群は、ちょっと毒があるけれど、どこまでも続きが知りたくなる。『チョコレート工場の秘密』は、その中でも有名で、映画化も2回されている。特に、ティム・バートン版は大ヒットした(イメージが近いかと言われると難しいが、作品の奇天烈さはある意味上手く再現している)。
 
お話はこうだ:
世界一のチョコレート工場であり、また、世間から隔離された工場。その工場を見学する。見学できるのは、世界中に配達されたお菓子に紛れた「金のチケット」を手にした5人の子供達とその保護者のみ。貧乏な主人公のチャーリーは、チケットが入っている(かもしれない)、お菓子を買うことさえもできないのだがー。
 
筆者がこの話に衝撃を受けたのは事実で、本作を皮切りに沢山のダール作品を読むこととなった。
続編は『ガラスのエレベーター 宇宙にとびだす(チャーリーとガラスの大エレベーター)』である。1作目ほどのインパクトはないが、壮大に、ハチャメチャに、奇天烈なことがおこる。

ガラスの大エレベーター (ロアルド・ダールコレクション 5)

100年後の親御さんも、気に入ったら、お子さんに与えたし。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

対象年齢は、小学校中学年くらいかなあ。

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)

 

 

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written by kiyasu   2015/3/16 第一稿
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