『こんとあき』 100年後の親御さんに薦める児童文学や絵本 No.002

100年後の親御さんに児童文学や絵本を紹介致します、という設定のブログ

No.013『こんとあき

1989 福音館

こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

[FOR A.D.2112 未来の親御さんに向けたレビュー]

ぬいぐるみの こん と、少女あきが、二人三脚でおばあちゃんの家を目指す。
赤ちゃんとして家にやってきた あき を眺める こん、大きくなって友達のように過ごす二人。おもちゃが子供の成長を見守るという点で、どこか映画『トイストーリー』を思い出す。故に、この作品の5年後、10年後、20年後版を見てみたい。おばあちゃんを含めて。
おばあちゃんも、こんも、子供の頃の思い出に分類されるものである(勿論、おばあちゃんには、あきが成人するまで生きてほしいが)。そう思うと、大人になっても、筆者は本作を見返したくなる。
筆者が強く頭に残っているのは、こんが電車にシッポを挟まれた場面。
100年後の親御さんも、気に入ったら、お子さんに与えたし。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

対象年齢は、幼稚園生くらいかなあ。

 

こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)

 

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written by kiyasu   2015/3/16 第一稿
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