『大どろぼうホッツェンプロッツ』 100年後の親御さんに薦める児童文学や絵本 No.010
100年後の親御さんに児童文学や絵本を紹介致します、という設定のブログ
No.010『大どろぼうホッツェンプロッツ』
1966 ドイツ
[FOR A.D.2112 未来の親御さんに向けたレビュー]
大泥棒ホッツェンプロッツと彼を捕まえようとする2人の少年の物語。ちょっと毒が混じったお話といったところか。魔法使いが存在するなど、おとぎ話のような要素もある。挿絵の影響や、魔法使いのくだりが、毒々しいところもある。筆者が子供の頃に最初に触れた「ちょっと怖いヨーロッパ」なのかもしれない。主人公と大泥棒の知恵競べに、ちょっと怖くも、続きが気になったものである。
続編も2冊あり、ホッツェンプロッツが復讐を狙う『ふたたびあらわる』と、改心したホッツェンプロッツが描かれる『みたびあらわる』がある。筆者の好みは1>>3>2。
100年後の親御さんも、気に入ったら、お子さんに与えたし。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
対象年齢は、小学校低学年くらいかなあ。
大どろぼうホッツェンプロッツ (新・世界の子どもの本―ドイツの新しい童話 (1))
- 作者: オトフリート=プロイスラー,トリップ,中村浩三
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1990/05/01
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 59回
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written by kiyasu 2015/3/13 第一稿
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